３月１１日、農業大学校で、高知大学医学部の西山教授を講師に、１年生２７名と職員を対象に、救急・災害対応研修を開催しました。
　「南海トラフ地震と総力戦」と題し、近い将来必ず起こるとされる南海トラフ地震対策について学びました。
　「県外から高知県にすぐには応援はこない。何もしなければ「大負け」になるが、県民が総力戦で対応することで「小負け」にすることができる。日ごろからの準備や心構えが大事。地震が起こっても、怪我をせずに生き残った元気な人が傷病者の救助を手伝い、助かる命を少しでも増やすことができればと思う」とのお話があり、トリアージの実際などを教えていただきました。
　学生からは、「体育館がいの町の避難所になっている。災害が起これば自分たちが避難所を手伝うことになる。その時は責任をもってやりたい」「救援する側もバランスの良い食事をとることが大事だ」「災害時に農大の野菜を役立ててもらいたい」と言った意見や感想が聞かれました。
　南海トラフ地震などの大災害に備え、自分たちが何をしなければならないかを考えさせられる研修となりました。

みんな真剣に聞いています

災害時、君ならどうする？