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IoPプロジェクトへの取り組み

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安芸農業振興センター 農業改良普及課・室戸支所 : 2021/08/13

■IoPとは
 Internet of Plants(インターネット オブ プランツ)の略。
施設園芸の生産現場の環境情報に加えて、植物の生育情報(光合成、作物の成長)や収量、収穫時期や農作業などの情報を「見える化」することです。

■高知県の取り組み
 高知県では、最先端の技術を取り入れ融合させ、さらなる収量増加や高品質化、省力化などを目指しており、「IoPが導くNext次世代型施設園芸への進化」として新しい農業に向けた取り組みを進めています。
 昨年度から施設栽培の主要7品目(ナス・ピーマン・キュウリ・ニラ・シシトウ・ミョウガ・トマト)において、県内の農家180戸で、ハウスに設置している環境測定装置や加温機、灌水装置、カメラ等の機器類をインターネットに繋げ、データを集積するとともに、自身のハウス内環境や作物の生育状況等が把握できる取り組み「IoPクラウド「SAWACHI」」の試験運用が始まっています。
 また、国や県の研究機関、大学や企業等と連携し、様々なプロジェクトを進めており、将来的には、図1のようにデータを活かした生産や販売ができる研究やシステム開発を行っています。



図1

↑図1


■安芸地区での取り組み
 安芸農業振興センター管内では、84戸の農家に協力をいただき、大学や農業技術センターの研究を進めているところです。
 例えば、ナスにおける光合成や土壌水分の見える化、労働時間調査、付加価値につなげるための成分分析に利用するサンプル提供などです。この研究は、上記の図にある作物の生育予測や診断、収量予測等を目指すとともに、栽培管理での作業改善や雇用計画、販売戦略等への活用などが期待されています。
 また、協力農家からIoPクラウド「SAWACHI」をより良いシステムにするために、画面構成(図2)やサービス内容などの意見や要望をいただいているところです。



図2

↑図2


 安芸農業振興センターでは、今後ともさらなる環境制御技術・機器の普及を進めるとともに、IoPクラウドの活用などにより収集データを活かした栽培指導など農家や産地の発展につながる取り組みを進めて行きます。新たな動きや状況等については、順次お知らせします。


安芸農業振興センター
0887‐34‐0138


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