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グリーンフォーカス 令和3年5月号

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須崎農業振興センター 高南農業改良普及所 : 2021/05/01

地域の農産物の6次産業化(生産、加工、販売)を応援します!

  • 地域の現状

 高南農業改良普及所管内の四万十町は、県西部を流れる四万十川中流域から太平洋に臨む海山川の自然豊かな地域が広がり、海の幸、山の幸、川の幸に恵まれています。
 東部の窪川地域では、標高230mの高南台地でショウガ等の露地野菜や、水稲・大豆等の土地利用型作物、ニラ等の施設野菜、温暖な海岸部はミョウガ等の施設野菜が栽培されています。一方、中部の大正地域と西部の十和地域は、ほとんどを山林が占め、河川沿いの農地にシシトウ・ナバナ等の露地野菜や、ユズ・茶・原木シイタケなどの産地になっています。そして、仁井田米や窪川牛、窪川ポークなどのブランド力のある食材にもめぐまれており、町内9カ所の直販所では年間約5億円(令和元年度)の売上げとなっています。
 また、地域の特産品を活かした農産加工の取り組みも盛んで、令和元年度の町内の農産加工品の販売額は約2.5億円(令和2年度農林水産物加工調査)となっています。


高知県の地図


○地域の特産物


四万十川沿いの茶畑

(四万十川沿いの茶畑)



ミョウガ

(ミョウガ)



ナバナ

(ナバナ)



ニラ

(ニラ)



ショウガ

(ショウガ)



  • 活動内容

 当普及所では、6次産業化に取り組む農業者に対して、県の6次産業化人材育成事業などを活用し、農産物の加工技術、専門アドバイザーによる6次産業化セミナーの受講や、関係機関との連係した支援チームを設置して、取り組みを応援しています。
 平成25年度から令和2年度までの6次産業化セミナー等への参加事業者は5組で新商品の開発や、直販所などのメニューの改善や経営分析、既存の加工品のブラッシュアップなどに取り組んできました。専門家のアドバイスを活用し、これまで培ってきた技術を、若い世代に伝承していく動きも出てきました。



○6次産業化セミナー(実践コースへの取り組み)


おかみさん市

(平成26年度 おかみさん市)



手作りキッチン 手作りキッチン2

(平成27年度 JA四万十手作りキッチン)



奥大道加工グループ

(平成28年度 奥大道加工グループ)



○6次産業化支援チームでの取り組み


十和支所

(平成29~令和元年度 JA十和支所)



さいあい他

(平成27、28年度五縁の会、四万十さいあい他)



  • 地域の動きや活動の成果

○取り組み事例(企業組合であいの里)
 平成5年から道の駅四万十大正で直販所や食堂を運営し、セミナー受講や支援チーム会などで、専門家によるアドバイスを受けて、経営分析、法人化等の組織力の強化とあわせて、売り上げ向上に向けた新商品の開発に取り組みました(平成30年度:6次産業化セミナー実践コース、令和元~2年度:6次産業化支援チーム会)。


6次産業化支援チーム会での新商品開発に向けた取り組みの様子


新商品検討

(専門家と新商品検討)



専門家指導による試作

(専門家指導による試作)



パウンドケーキ試作

(パウンドケーキ試作品)



7種のパウンドケーキ

(アドバイスを受けてできあがった7種類のパウンドケーキ)



  • 今後の展開

(1)地域の農産物を活かした6次産業化の取り組みが広がっていくように、継続した支援を行います。
(2)HACCPに沿った衛生管理など、新しい食品衛生制度などへの対応のお手伝いをします。
(3)これまで地域で培われてきた農産加工技術の若い世代への伝承を支援し、新しい取り組みにつなげていきます。


HACCP研修

(令和3年度 HACCP等研修会)




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