高知県立農業担い手育成センターの概要
>> ホーム >> 高知県立農業担い手育成センターの概要
(1)高知県立農業担い手育成センターとは
高知県立農業担い手育成センター(以下、担い手センターという)は、平成26年4月に農業大学校研修課と環境保全型畑作振興センターを統合して、新規就農者の確保・育成及び先進技術の実証・普及の拠点として開設されました。
当担い手センターは、U・Iターン等の就農希望者や親元就農した後継者が、就農に必要な基礎的な知識・技術の習得を目的に、講座をはじめ施設野菜を中心とした栽培実習及び農業機械の操作等実践的な研修ができる施設です。また、長期・短期研修用の宿泊施設や食堂も完備していますので安心して各種研修に取り組めます。
また、高軒高ハウスやAPハウスには、炭酸ガス施用装置や日射比例灌水装置、環境モニタリングシステム等の機器が整備されており、農家の所得向上を目指して高知県が取り組んでいる先進技術「環境制御技術」等の先進技術の研修が可能です。
高知県農業の担い手を確保・育成する研修施設と同時に、農業者をはじめ営農指導員や普及指導員等の農業指導者が先進技術への理解を深める交流の場としても広く活用される施設を目指しています。
(2)学ぶことができる栽培管理のポイント
高知県での主要な施設野菜では、促成栽培のナス・ピーマン・シシトウ・キュウリ・ニラ。中山間地域を中心とした雨よけ栽培では、シシトウ・米ナス・ピーマン・甘長トウガラシ。露地栽培ではショウガ・オクラなどを栽培しており、作物の生育ステージ毎の実践的な栽培管理技術が学べます。
(3)高知県立農業担い手育成センターの強み(就農支援)
a.実践型の研修施設
高知県で農業を始めるための基礎から、農家の所得向上を目指して高知県が取り組んでいる先進技術「環境制御技術」までが学べる、実践型の研修施設です。
b.基礎から先進技術
ハウスでの栽培実習と講義を組み合わせにより、作物の生育ステージ毎の基礎的な栽培管理技術が学べます。また、ハウス内環境のデータ測定により「農業の見える化」など、経験と勘に頼らない理論的な栽培技術が学べます。
c.研修生をサポート
研修生との定期的な個別面談を行い、就農に向けた研修生の要望と習熟度にあわせたフォローアップを行います。さらに、就農希望産地での短期研修などにより、研修生と産地のマッチングをサポートします。また、移住希望者については、必要に応じてUIターンコンシェルジュへの相談により移住をサポートします。
d.仲間との出会い
高知県での就農を目指す移住者や県内の非農家出身の方、また県内で親元就農した後継者など、世代や社会経験の違う研修生が寮生活を共にし、スポーツや飲みニケーションをなどを通じて、夢や悩みを共有できる仲間と出会うことができます。また、地域社会に溶け込むために必要な人づきあいなども体験できます。
(4)高知県立農業担い手育成センターの強み(技術実証)
高知県の主要品目(ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリ、ニラなど)の環境制御技術を中心とした先進技術の増収効果の実証に取り組んでいます。
a.環境制御技術の実証による経営評価
b.人手不足に対応する省力化技術の実証
(5)沿革
(6)研修施設の配置図
(7)アクセス
ツイート