【更新しました!】研修・実証展示ハウスでの栽培状況
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農業担い手育成センターでは、10棟の促成栽培用ハウスでナス、ピーマン、キュウリなどを栽培し、高知県での新規就農を目指す長期研修生の栽培技術研修に加えて、環境制御技術を中心とした先進技術の実証展示を行っています。毎月下旬に栽培状況を写真や担当からのコメントなどでお知らせします。
研修・実証展示ハウスでの栽培状況(平成31年3月20日更新)
研修・実証展示ハウスにおける環境制御導入技術(各品目共通)
・オランダ型変温管理
・炭酸ガス施用:CG-254S2(N社)、ダクトファンによるうね上および群落内施用
・細霧による加湿・冷房:微細冷房加湿システムcoolBim(K社)
ナ ス
・AP30ハウス 360m2(間口6m、奥行30m、2連棟)
・品種:‘土佐鷹’(台木‘台太郎’)
・定植日:平成30年8月22日
・実証項目
1.日射量に応じた時期別温度管理
2.作業性に優れる密植栽培の検討
『アブラムシが発生してしまいました。暖かくなって生育も早くなり整枝がたいへんになってきました。』
ピーマン
・SRHハウス 540m2(間口6m、奥行30m、3連棟)
・品種:‘みおぎ’、‘京まつり’、‘高育交13号’(台木‘台助’)
・定植日:平成30年8月31日
・実証項目
1.主枝2本2条垣根仕立てでの整枝方法の検討
2.品種および仕立て方法の検討
『3月に入って着果数、収穫量とも増加しています。今年は作業性を考慮した整枝をしていますが、2月末時点での収量は、過去最高であった前年比で108%のペースできています。』


シシトウ
・SRHハウス 360m2(間口6m、奥行30m、2連棟)
・品種:‘土佐じじスリム’(台木‘台助’)
・定植日:平成30年8月30日
・実証項目
1.仕立て方法の検討(1条4本仕立て、2本2条垣根仕立て、2本1条垣根仕立て)
2.2月以降の下位側枝の除去が収量・品質、収穫作業時間に及ぼす影響
『 下位節を除去して1ヵ月が経過しました。この間の収量は対照区と比較し92%となっていますが、収穫者からは「見やすい」、「収穫しやすい」という感想が聞かれています。今月はさらに中位節を除去して収量性・作業性を調査していきます。』


キュウリ
・AP30ハウス 540m2(間口6m、奥行30m、3連棟)
・品種:‘千秀2号’、 ‘常翔661’(台木‘オールスター一輝’)
・定植日:平成30年10月3日
・実証課題
1.栽植方法の検討
2.更新つるおろし栽培の検討
3.低位摘心つるおろし栽培の検討
『外気温も徐々に高くなってきました。スリップスが発生してしまいあわてて防除をしました。病気も出始める時期なので早めの防除を心がけていきます。』


大玉トマト
・SRHハウス 360m2(間口6m、奥行30m、2連棟)
・品種:‘CF桃太郎ファイト’(台木‘がんばる根トリパー’)
・定植日:平成30年9月5日
『3月に入り晴天時の日射量は20MJ/m2を超える日が多くなりました。灌水量・着生葉数を増やすなど、環境に合わせて管理を行っています。』


過去の研修・実証展示ハウスでの栽培状況
平成31年3月20日更新
研修・実証展示ハウスでは新規就農者等を対象としたハウス内での実習を伴う「学び直し研修」や技術力向上のための「先進技術研修」(視察)を受け付けています。
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