平成25年4月情勢報告
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安田町中山地区の女性を対象に集落営農説明会を開催

4月7日、50名が参加し、安田町役場中山支所で同町中山地区の婦人会及びJA女性部の総会が開催された。
振興センターからは、直販所「じねん」を中心とした女性の活躍できる集落営農の姿を事例を交えながら提案した。
参加者からは「これまでに色々な取り組みをしてきたがうまくいっていない」など新たな取り組みに否定的な意見も出たが、農地を維持する仕組みづくりには賛成の声があった。
振興センターは今後も、中山地区の合意の元適切な集落営農の形を提案する。
米ナス部会が目慣らし会及び現地検討会を開催!

JA土佐あき園芸研究会米ナス部会では、4月9日に目慣らし会及び現地検討会を開催し、生産者11人が参加した。目慣らし会は安芸集出荷場で行い、果形や果重、傷の有無などを生産者全員が確認し、それぞれの選別基準の統一を図った。また、現地検討会では圃場2か所を巡回し、春先以降の樹姿や整枝・摘葉状態、温湿度管理等について意見交換が行われた。振興センターからは適正肥培管理や湿度管理による病害抑制効果について指導・助言した。
振興センターでは今後も病害虫・肥培管理の他に、省エネ技術の向上に向けた支援を行う。
春芽の高収量を目指そう!~唐浜アスパラガス部会~

4月10日、唐浜集出荷場アスパラガス部会は勉強会及び現地検討会を開催し、4人の生産者が参加した。今回の勉強会では振興センターが25年1月に調べた根茎の糖度と25年2月の春芽収量の関係を中心に検討し、糖度が高いと収量も多い傾向があることを確認した。また太く立茎させるのに有効な資材等について、農家同士で盛んに情報交換が行われた。
今後、振興センターでは引き続き収量と根茎糖度の関係について調査し、高収量生産の支援を行う。
種苗農薬検討会の開催 ~健苗の安定供給を産地から要望~

4月15日、JA土佐あき本所において、振興センター提案でJA園芸研究会主催の種苗農薬検討会が初めて開催された。取引種苗会社8社、産地側から園芸連、JA、当振興センターで30人が参加した。
振興センターが作成した使用農薬要望一覧等を参考に、天敵に影響の少ない農薬使用やすす斑病対策の徹底などを種苗会社に要望した。種苗会社からも要望が多く、活発な意見交換の場となった。例年、トラブルがある種苗についての協議ができて良かった等の意見が出た。
振興センターでは、要望一覧を修正し、種苗会社に提供して、互いに有益となるよう支援する。
特別栽培農産物に向けて動き出したJA土佐あき・安芸ピーマン部会

安芸集出荷場ピーマン部会9戸では、4月16日に特別栽培農産物(以下特栽)の説明会を開催した。県内外の産地で特栽の出荷が増える中、安芸地区も取り組む必要性を感じた部会長の意向で実施した。
振興センターからは特栽に必要な農薬や施肥の内容、各種計画様式、芸西地区の事例等を説明した。協議の結果、次作から全員で特栽を進める方向で検討することとなった。
振興センターは、JAの連携を図りながら先進事例の情報提供等で部会の特栽に向けた活動を支援する。
「慎太郎」をつくってみませんか?(室戸市無加温ナス)

4月16日に吉良川地区、18日に羽根地区の集出荷場で施設ナス農家47戸に「慎太郎」を推進した。室戸市の施設ナスの約7割は無加温栽培であり、「慎太郎」は無加温でも高品質な県育成品種である。
振興センターが試験結果を示して次作での「慎太郎」の栽培を勧めた結果、「慎太郎」には色が薄い、肌が弱いなどの不安材料があるものの、数戸の農家は導入の意向を示した。
振興センターは今後も無加温ナス産地の品質向上を目指した技術支援を行う。
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