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新しい病害虫 VOL.5 アワダチソウグンバイ

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病害虫防除所 : 2013/06/18

アワダチソウグンバイ

学名:Corythucha marmorata(Uhler)
発生作物:セイタカアワダチソウ


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写真1:アワダチソウグンバイ成虫

発生経過

 平成17年8月中旬、高知市及び吾川郡内のセイタカアワダチソウで、本県で初めてアワダチソウグンバイの発生が確認されました。本虫は北米からの侵入害虫で、平成12年に兵庫県西宮市で初めて確認された後、近畿、中部、中国、四国地方へ拡大し、キク、カンショ、露地ナスなどで被害が報告されていますが、本県では今のところ被害は確認されていません。

形態および生態、被害、対策

 成虫は約3mmで、前翅の周縁部などに顕著な棘を列生し、前翅には多数の特徴的な不定形褐色斑がありますので、他のグンバイムシと容易に識別できます(写真1)。
 幼虫は集団(写真2)、成虫は単独で加害している場合が多く、成虫で越冬することが確認されています。
 成虫は7月下旬と8月下旬、幼虫は8月上旬と下旬に発生ピークがあり、加害されると葉表には吸汁による白いかすり状の脱色斑点が生じ、密度が高くなると枯死することもあります。
 他県の情報から、慣行防除を行っていれば被害はほとんど問題ないことがわかっています。
 


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写真2:アワダチソウグンバイ幼虫

平成18年7月作成




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