ハスモンヨトウ卵塊数調査結果について
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病害虫防除所 : 2023/09/27
南国市廿枝(高知県農業技術センター)でのハスモンヨトウ卵塊調査結果
南国市廿枝(高知県農業技術センター)での調査では、卵塊数は8月中旬以降急増し、8月末には平年を大きく上回りましたが、9月上旬以降は平年並で推移しています。
ハスモンヨトウ卵塊調査結果(サトイモ50株あたりの卵塊数)
9月下旬に県下全域で実施したハスモンヨトウ卵塊調査(3回目)では、全般的には平年並以下の発生でしたが、県東部(安芸市)および中西部(津野町)の一部で平年よりも発生が多いほ場が見られました。
10月の気温は平年よりも高いと予想されており、本虫の活動に好適な条件が続くと考えられます。<BR> <BR> 【対策】<BR>(1)施設栽培では開口部に防虫ネット(目合い4mm程度以下)を張り、成虫の侵入を防ぎましょう。<br> (2)施設内では交信攪乱剤(合成性フェロモン剤)、露地では黄色蛍光灯の利用も有効です。 <BR>(3)薬剤防除は本虫の若齢期に行うとともに、薬剤抵抗性の発達を防ぐため同一系統の薬剤の連用を避け、BT剤などの微生物農薬も使用しましょう。
卵塊調査を実施しているサトイモ畑
ハスモンヨトウの卵塊
ふ化したばかりの幼虫
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