四万十町水田作スマート農業
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近年、担い手の減少・高齢化等により労働力不足の問題からスマート農業への関心が高まっています。
高南農業改良普及所管内では、今年度より「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」*に取り組んでいます。中山間地域の大規模経営体が、水田作を行いながら、今後どのように地域農業・農村を支え収益を確保していくのかを課題として行っています。
○実証課題名
自動運転トラクターやドローンを活用した中山間地域水田作のスマート農業技術体系の実証
○実施主体
営農支援センター四万十(株)
○成果目標
・スマート農業を活用することで作業ごとの労働時間を20~80%削減し、その削減した労働力で地域の農
業者等に委託している農作業などを自ら行うことで、生産コストの低減を図る。
・経営・栽培管理システムにより、ほ場情報の可視化、労働管理の適正化を図る。
*「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」は農林水産省予算のプロジェクトで、事業実施主体は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構です。
- 実証するスマート農業技術体系の概要
番号 | 作業内容 |
機械・技術名 (型式等) |
実証概要及び目標 |
1 |
経営・栽培管理 |
アグリノート |
○圃場のデータや作業内容・作業時間を可視化し、管理者と従業員の効率的な情報連携を実証。 ○栽培状況や作業内容、作業の進捗状況等を可視化する。 |
2 |
耕起・整地 |
ロボットトラクター (SL60AHCQMANE-A2WF0C) |
○自動運転トラクターと有人トラクターで同種の作業を実施し、旋回、調整等を含めた作業能率の向上を実証。 ○作業時間を従来から4割削減する。 |
3 | 移植 |
直進キープ機能付田植機 (NW6S-F-GS 6条) |
○直進キープ機能付田植機による作業能率の向上実証。 ○作業時間を従来から2割削減する。 |
4 | 除草、病害虫防除 |
散布用ドローン (AGRAS MG-1SAK) |
○散布用ドローンによる農薬散布の作業能率の向上を実証。 ○作業時間を従来から6~8割削減する。 |
5 | 雑草防除 |
ラジコン草刈機(ARC500) |
○勾配のある畦畔および法面作業に対応したラジコン草刈機による作業能率の向上を実証。 ○作業時間を従来から2割削減する。 |
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