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【園芸育種担当】トウガラシ台木‘チャガマラン’を育成しました

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高知県農業技術センター : 2014/02/13

 ピーマンやシシトウで問題となる青枯病は抵抗性台木に接木することで回避できますが、トバモウイルスL1a抵抗性遺伝子をもつ品種には適合する台木品種がありませんでした。
 
 そこで、農業技術センターでは、ミャンマーで収集したトウガラシ遺伝資源の中から強度の青枯病抵抗性を示す系統を選抜し、葯培養により形質を固定しました。この固定系統とシシトウ「TMVR4-1」を交配し、一代雑種である‘チャガマラン’を育成しました。
 ‘チャガマラン’は、青枯病抵抗性台木品種‘台助’と同程度の青枯病強度抵抗性を示します。トバモウイルス抵抗性遺伝子はL1aなので、‘台助’を台木として利用できなかったL1a遺伝子をもつ品種に接木できます。


トウガラシ台木’チャガマラン’

[写真]左側は自根、右側は‘チャガマラン’台


‘チャガマラン’は青枯病に強い台木なので、土佐弁の「ちゃがまる」(ダメになる意味)をもじって命名しました。




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