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しょうが 立枯病

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病害虫情報 : 2024/02/01

高知県 病害虫・生理障害台帳



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発病株;下葉から黄褐変し、上位葉へと進展する



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罹病塊茎;維管束部が褐変する。



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罹病塊茎;維管束から褐変し、皮層部へと進展する。
 

作物名

しょうが



一般名称

立枯病



学術名称

Fusarium oxysporum Schlechtendahl:Fries、
Fusarium solani (Martius)Saccardo



症状

 最初、主茎の下葉から黄褐変し、上位葉へと進展する。黄褐変は次第に1~高次茎に進展し、立枯症状となる。
 病原菌は根から侵入するため、種根茎と一次茎伸長部分の間の維管束部から褐変し、褐変は順次高次塊茎の維管束部へと進展し、維管束部から皮層部、皮層内部にも進展する。維管束付近が空洞になるのが特徴である。また、病原菌は親イモの方へも進展する。罹病塊茎は表皮と繊維質を残して腐敗するが軟腐することはない。



発生条件

 主に、罹病種塊茎で伝搬すると考えられる。土壌伝染も行うが、通常の土壌消毒を行うと発生は少なくなる。
 罹病塊茎から発病した場合、初発は6月頃であるが、通常9月以降発病が多くなる。



対策

(1)必ず無病の種塊茎を使う。種塊茎の維管束部が褐変あるいは空洞化している場合、種塊茎に使用しない。
(2)植え付け前の土壌消毒を行う。
(3)発病株の早期発見に努める。発病株はほ場外に持ち出し処分する。
(4)収穫後の被害残渣はほ場外に持ち出し、処分する。


 




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