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注意報 注意報 注意報 注意報 注意報 注意報 注意報
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平成14年7月12日

関係機関長 様

高知県病害虫防除所長

病害虫発生予察情報について

病害虫発生予察注意報第2号を送付します。


平成14年度病害虫発生予察注意報第2号

平成14年7月12日

高知県病害虫防除所

斑点米カメムシ類

1.対象作物 早期稲

2.発生地域 県内全域

3.発生時期 7月上旬以降

4.発生程度 多

5.注意報発令の根拠

1) 7月上旬の早期稲(ナツヒカリ、コシヒカリ主体)のすくい取り調査において、全般的にミナミアオカメムシ、ホソハリカメムシ、クモヘリカメムシ等の発生が見られた。特に県中央部でのほ場当たり密度は平年及び斑点米による等級格下げの多かった昨年を上回っている(第1表)。
2) 県東部、中西部、西部はほ場当たりの密度は高くないものの、60%以上のほ場で斑点米カメムシ類の発生が見られ、全県下的に斑点米の混入による品質低下が予想される(第2表)。

6.防除対策

1) 県の病害虫防除指針に準じて、出穂10日後頃およびその5〜7日後に1〜2回の薬剤防除を実施する。
2) 特に収穫の近い極早生稲については、薬剤の使用時期に注意して防除剤を選択する。

早期稲におけるすくい取り調査結果(捕虫網50回振り)

第1表 1ほ場当たりの虫数 注)単位:頭
地区 本年 13年 12年 11年 平年*
東 部 1.6 3.6 2.5 5.2 3.1
中央部 5.5 4.3 6.0 3.8 4.0
中西部 3.8 7.4 14.2 4.6 7.2
西 部 3.6 6.6 6.9 6.9 5.8
落等率** - 44.0 36.9 24.5 -
*:平成8〜13年の平均虫数
**:8月末収穫の早期稲における斑点米等による落等(食糧事務所資料より作成)

第2表 発生ほ場率 注)単位:%
地区 本年 13年 12年 11年
東 部 63.2 60.0 76.2 60.9
中央部 66.7 78.8 70.0 50.9
中西部 76.2 78.6 78.6 59.5
西 部 80.0 71.4 77.8 83.3

 参考資料:地区別すくい取り調査結果