１月22日に、JA高知県四万十夏秋ピーマン部会で、『かん水チューブを使ったキルパーの土壌消毒実演会』が開催されました。

30園芸年度では、青枯病・疫病・立枯病などの『土壌病害』が数件で発生。
12月の反省会にて普及所とJAから土壌消毒の必要性を伝えたところ、
生産者から『かん水チューブを使ったキルパーによる土壌消毒をしたい』との声があがりました。
そこで、より簡単なキルパー処理を知ってもらおうと『かん水チューブを使ったキルパー実演会』を企画・開催しました。

会には、農家８名が参加し、JAからはキルパー消毒の実演と使用上の注意点を説明がありました。
普及所からは、ピーマンで登録されている土壌消毒剤の特徴と選び方を周知しました。

キルパー実演のほ場主からは、「前作は、立枯病が蔓延してしまい収量が落ちてしまった。これまでは土壌消毒をしていなかったが、同じ失敗をしないためにも土壌消毒は必要だと痛感した。チューブを使ったキルパー消毒は簡単で負荷も少ないので凄く良かった。」との感想を頂きました。

また、参加した農家からは「こんな消毒方法があることを知らなかった。やってみたい。」、「これなら取り組みやすい」、「土壌消毒の効果はみんな同じかと思っていた。発生した病気によってきちんと選ぶ必要があることが分かった。」といった声があがりました。


これからは次作に向けて土壌消毒を始める時期に入ります。
普及所は、生産者が適切な土壌消毒剤の選択・使用ができるように今後も支援・指導を行っていきます。

担当　酒井