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グリーンフォーカス 平成30年5月号

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病害虫防除所 : 2018/05/08

施設栽培サヤインゲンにおけるIPMについて

  • 栽培期間中に発生する害虫と防除上の問題点

施設栽培サヤインゲンではタバココナジラミ、ハダニ、マメハモグリバエ、ハスモンヨトウなど多くの害虫が発生しますが、サヤインゲンはこれらの害虫に対し防除効果が高い薬剤が少ないため、防除に苦慮しています。なかでもタバココナジラミは防除効果が高い剤がほとんど無く、大きな問題となっていました。

  • 天敵によるタバココナジラミ防除

平成26~28年度に中土佐町の現地ほ場において、スワルスキーカブリダニによるタバココナジラミの防除実証を行った結果、いずれの年においても安定的な防除効果が認められましたが、作の後半にハダニが発生し問題となりました。
そこで、平成29年度はイチゴでハダニ防除のため導入されているミヤコカブリダニを同時放飼し検証した結果、4月18日現在、タバココナジラミ、ハダニ、いずれに対しても高い防除効果が得られています。
ハダニ防除については引き続き検証が必要と考えますが、スワルスキーカブリダニによるタバココナジラミの防除は可能であることがわかりました。


グラフ



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