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平成25年度7月情勢報告

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安芸農業振興センター 農業改良普及課・室戸支所 : 2013/08/07

ナスの出前授業や収穫体験の開催を支援


生産者によるナスの収穫方法を熱心に聞く子供達

 安芸市内の生産者、JA等で構成する安芸市施設園芸品消費拡大委員会では、小・中学生を対象とする施設ナス類の収穫体験や環境保全型農業の取り組み等を紹介する出前授業を6月14~28日にかけて8回開催し、小学生267人、中学生50人が参加した。子供たちは、ナスの実っている姿や天敵昆虫に目を輝かせ、講師である生産者の話に熱心に耳を傾けていた。
 振興センターは圃場でのガイドや出前授業で使用するプレゼン資料の作成を支援した。今後も、生産者やJAによる自立的な消費宣伝・産地PR活動を支援する。

アスパラガス現地検討会を開催


生産者らが互いの立茎状態を講評

 安芸集出荷場園芸研究会アスパラガス部会の現地検討会が6月21日に開催され、生産者7名が参加した。検討会では圃場3ヵ所を巡回し、立茎状態や病害虫防除について生産者同士での意見交換が行われた。 
 振興センターは、この時期の整枝・摘心法や灌水施肥管、病害虫防除のポイントを指導した。今後、夏秋期の栽培管理の改善と貯蔵根のBrix値、次作の春芽収量との関係を調査し、増収技術の向上を支援する。

安芸集出荷場園芸研究会総合部会を開催


普及指導員による環境制御の話に聞き入る生産者

 安芸集出荷場園芸研究会総合部会が6月26日に開催され、生産者44名が参加した。ナス類、ピーマン類、ミョウガの3分科会では、H25園芸年度の反省や次作に向けた取り組みを検討した。その後、全体会では環境制御をテーマとした勉強会を行った。
 振興センターは、各分科会で「ナスフザリウム立枯病」対策を中心とする病害対策やミョウガで発生した生理障害の原因解析、また、全体会では環境制御の基本的な考え方等について説明、講演した。
 今後も新技術の紹介や提案による部会活動の活性化を支援する。

室戸市で環境制御勉強会を開催


話に聞きいる参加者たち

 6月27日に室戸市農業研究会環境制御勉強会が開催され、室戸市内のナスやキュウリの農家を中心に23名が参加した。
 外部講師から植物生理に基づく栽培管理技術について講演があり、振興センターは、次作に行う炭酸ガス施用試験の内容を説明した。参加者からは灌水量や温湿度管理について質問があり、環境制御技術への関心は高かった。
 今後は、振興センターが炭酸ガスの施用効果を実証しながら、JAと連携して環境制御技術を検証し、普及していく。

さらなる飛躍を目指し、試験展示圃成績発表会と講演会を開催!


発表会場の様子

 7月5日、JA土佐あき本所でJA土佐あき園芸研究会主催による『成績発表会』と『講演会』に約90人の生産者や関係者が集まり、25園芸年度の研究会活動を締めくくった。
 全27課題の中からナス、ピーマン等の5課題について生産者、営農指導員が発表し、活発な意見交換等が行われた。
 振興センターから『ナスフザリウム立枯病(仮称)』対策について講演した。また農業関係2社による環境制御等の講演が行われた。
 今後、振興センターでは他県での環境制御等による増収事例などの情報の収集・共有を図り、生産者の技術レベルを上げる。

大野倶楽部女性部がシフォンケーキを試作販売


女性部が販売したシフォンケーキ

 7月7日に開催された田野駅屋10周年記念イベントで大野倶楽部女性部がシフォンケーキ等を販売した。女性部は、田野駅屋の直販コーナーで加工品の定期的な販売を検討しており、今まで試作を重ね、地元の茶、カボチャ等を使ったシフォンケーキをイベントで試験販売した。  
 振興センターは、消費期限の設定、表示等の指導を行った。今回の調理作業、原価計算、商品性等の反省点を抽出して再検討し、定期的な販売に向けた取り組みを支援する。

26園芸年度もがんばろう!~芸西園芸研究会講演会~


満員となった講演会

 7月10日にJA土佐あき芸西園芸研究会主催の講演会が開催され、ナスとピーマン生産者46人が参加した。
 講演では外部講師からは横浜赤レンガ倉庫での消費拡大の取り組み、環境制御技術、新たな病害虫と防除技術について報告及び情報提供があった。
 振興センターは今作の収量実績と次作の実証圃計画、炭酸ガス施用による増収事例、GAPチェックシートその1の達成度について説明した。多岐に亘る内容で、予定した時間を超えたが生産者は最後まで清聴していた。
 今後はJAと連携しながら講演内容を活かした取り組みが実現できるように支援する。

高知の野菜を好きになろう!~馬路村小学校出前授業~


オクラの話に興味津々

 7月12日に馬路村小学校において出前授業が開催され、3・4年生5名が参加し、高知野菜のオクラとゴーヤについて勉強した。
 振興センターはクイズを交えながら、楽しく授業をした。その後、校庭の畑で育てているオクラとゴーヤを皆で観察し、肥料の与え方や摘芯についてアドバイスした。最後に県地域農業推進課が各生徒にジュニア博士認定証を授与し、生徒からは「博士になったので、高知の野菜を好きになるよう頑張る」などの感想があった。
 振興センターでは、今後も小学校と連携して授業を継続し、子供達に高知県産農産物への親しみをもってもらう。

北川村でユズ作業受託の検討が始まる


部員向けアンケート内容を確認中

 JA土佐あき柚子部北川支部青果研究会役員会が7月16日に開催され、役員10名が出席した。北川村では、高齢化等による耕作放棄園対策として、作業受託組織等の設立を検討しており、現状把握のため、支部員全員にアンケート調査を実施することになり、今回はその内容とスケジュール確認を行った。振興センターからは、調査のポイントや、分かりやすい設問等について指導を行った。アンケートは7月中に配布・回収され、その後の集約、結果の分析、方向性の検討等についても振興センターが支援する。

馬路村相名地区で水稲生産者が集落営農組織設立に向けて検討中


組織の必要性を話す地区のリーダー

 7月17日、馬路村相名地区で第2回集落座談会が開催された。先月と同様に、水稲の勉強会と併せて開催したことにより、13名と多くの参加があった。振興センターからは、ビジョンの作成方法、作業受託の体制、今後のスケジュール等の指導を行った。参加者からは、「作業受託組織は必要になる、今から体制を作るべき」と意見もあり、また、地区リーダーが想いを話す場面もあった。
 今後、組織設立に向けた規約の作成、水稲作業受託の条件整備等について、地区リーダーと具体的な検討を進め、9月設立を目標に支援する。

農業基礎研修講座を開催


講義の様子

 安芸農業振興センターでは平成23年度から新規就農者や就農研修生を対象に、基本的な知識を身につけてもらうため、毎年農業基礎研修講座を開催している。今年度は7月17日に第1回の講座を開催し、受講生14人が参加した。振興センターの講師による「農薬の使用と管理」についての講義を行い、受講生は皆熱心に講義を聴き、「大変わかりやすい内容だった」との意見があった。
 今後2月まで月1回、栽培管理方法や病害虫防除、経営などに関する講義を行い、就農に当たっての知識習得の支援を行う。




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