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平成24年11月情勢報告

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安芸農業振興センター 農業改良普及課・室戸支所 : 2013/01/04

ユズの幹腐病勉強会(JA馬路村柚子部)


幹腐病勉強会の様子

 10月16日、馬路村ではユズの新規栽培者が増えていることから、有機栽培に準じた幹腐病対策の周知を目的にJA馬路村柚子部の集荷説明&幹腐病勉強会が行われ、120名が参加した。JAから、出荷場の受け込みスケジュールや買取価格の説明等を行い、振興センターからは、幹腐病について発症過程と対策について説明した。参加者からは、枯れ枝の処理方法や罹病部の削り取り方法等について質問があった。
 振興センターでは、今後も情報提供を行うとともに、選定講習会時に削り取りの実演や主枝更新等の指導をする。

集落営農研修で香川県「山南営農組合」を視察


「山南営農組合」の視察風景

 10月27日、「農地・水」や「直払い」関係組織や関係機関を対象に13名が参加し、集落営農の研修会として香川県「山南営農組合」を視察した。
組織の取り組みや苦労話などを聞き、地域でできる集落営農についてあらためて考えるきっかけづくりとなった。
 参加者からは「苦労しながらも懸命に取り組んでいる様子に感動した」、「我々も何とか組織を立ち上げたい」などの前向きな意見があった。
 今後も振興センターでは、集落営農組織の確保育成を行う。

土着天敵を利用しよう~天敵採取会の開催~


天敵はたくさんいるかな

 10月31日、安田町にて「中芸集出荷場園芸研究会」土着天敵温存ハウスグループによる天敵採取会が開催され、農家5名が参加した。
 管内では土着天敵のタバコカスミカメがすでに普及しているが、さらに他の土着天敵を探索するねらいで行った。
 振興センターは、屋外での採取に先立ち、土着天敵の種類や生態について講習し、理解を深めた。
 屋外では、土着天敵の種類は少なかったが、ヒメハナカメムシやヒメカメノコテントウの幼虫などを見つけ、採取した。
 振興センターと研究会では、捕まえた土着天敵をほ場に放飼し、定着状況等を調査すると共に、利用方法を検討して土着天敵利用を推進する。

北川村産青果ゆずのフランス輸出本番


生産者と流通業者による品質確認中

 11月3日、北川村の輸出用青果ユズについて、国内およびフランスの流通業者による品質調査が行われ、輸出向け出荷規格を確認した。
 振興センターからは立木調査による収量・品質予測を示し、その結果を参考に収穫スケジュールや総輸出量を検討した。
 10月にパリで開催された商談会でも好評だったこともあり、当初予定の600kgから3tに総輸出量を拡大し、11月6日に1t、同13日に2tに分けて出荷した。
 振興センターでは、要望のあった青玉輸出の検討も含め、次年度の取り組み計画や、信頼取引に向けた品質管理を支援する。

一押しはジャガイモのドーナツ!!


試作品の説明を聞きながら試食中

 11月12日、田野町大野集会所で地区の食材を活用した加工品開発を目的に、大野倶楽部女性部が加工品の試食会を開催した。当日は、サツマイモのシフォンケーキや柿羊羹など6品の加工品がテーブルに並び、女性部員や田野町地域支援企画員も含めた10人で試食をした。「地元の食材を使ったドーナツが一押し」「ドーナツの揚げ方に改良の余地あり」「冷めても柔らかい」などの意見が出た。協議の結果、好評だったジャガイモのドーナツと塩ケーキを改良し、再度皆で作ることになった。
 振興センターは今後も、加工品の改良、開発に向け支援する。

「今が旬、土佐鷹ナスとユズ」の出前授業


パートナー量販店「西宮阪急」での出前授業

 11月7日、これから出荷が本格化する、JA土佐あきの土佐鷹ナスとユズをPRする出前授業を「西宮阪急」で行い、消費者30名が参加した。
 振興センターからは高知県や安芸市農業の概要や、天敵の観察、ユズの香りを楽しむ体験やトゲの説明などを行った。また、生産者からは環境保全型農業で栽培するナスやユズ栽培の苦労話などを紹介した。
 参加者は、ナス害虫の天敵やユズのトゲに驚いたり、ユズの香りに感動して授業を楽しんだ。授業後に、高知野菜サポーターと生産者からナスとユズを使った簡単で素材を活かした料理講習を行った。
 振興センターでは、今後も産地と消費地との交流活動を支援する。

吉良川千両、出荷前にみんなで目慣らし!!


熱心に検討する生産者

 11月16日、JA土佐あき吉良川支所で、吉良川千両の出荷検討会が開催され、生産者20名が参加した。
 振興センターでは、これまで調査してきた24年度産の果実着色程度が例年よりもやや早い状況から、多くの市場が千両市を開く12月15、16日向けについて収穫適期の判断を提示した。JAからは市場出荷計画を提案し、部会員で検討した。
 その後、出荷目慣らしを実物の切り枝を用いて、生産者で議論し、吉良川千両のブランド力を強めるためにも規格選別の徹底を確認した。
 振興センターは、今後もJA等と連携を図りながら、吉良川千両部会の活動を支援する。

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