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高知県版BLASTAMによる葉いもち感染好適条件の判定

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病害虫防除所 : 2013/05/16

高知県病害虫防除所では、AMeDASデータ(気温、降水量、日照時間、風速)を利用して、葉いもちの感染に好適かどうかの判定をコンピューターにより行っています。いもち病の胞子が発芽、感染するためには、次のような条件が必要です。

1.葉面湿潤時間が8時間以上
2.葉面湿潤時間中の平均気温が15~25℃
3.前5日間の平均気温が20~25℃

これらの条件がすべて満たされるとき、感染好適条件があったものと判定しています。

感染好適条件が、連続して広い地域で出現した場合、通常それから7~10日後に葉いもちの初発生が認められるようになります(全般的初発生時期)。更にこの全般的初発生時期から約1週間後、発病の増加が始まります(発病増加開始期)。通常この時期が、粉剤等による一般的な防除適期となりますので、防除時期の目安にしてください。

また条件の一部が不足した場合を、準感染好適日としています。これが続いても発病が始まりますので、注意してください。

移植20日程度までの好適条件の出現は、いもち病菌の感染に無効であり、BLASTAMの適用開始時期はそれ以降とします。
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●:好適条件
1:準好適条件(前5日間の平均気温は19度未満だが、湿潤時間は条件を満たす。)
2:準好適条件(前5日間の平均気温は25度を超えているが、湿潤時間は条件を満たす。)
3:準好適条件(湿潤時間中の平均気温は15~25度でないが、湿潤時間は条件を満たす。)
4:準好適条件(湿潤時間中の平均気温は15~25度で、湿潤時間がやや不足。)



 高知県病害虫防除所では、好適条件が目立って出現し、広域に発生が予想されるようになった場合、 として、各関係機関にFAX等で提供しています。またBLASTAMによる判定結果に基づいて、現地の巡回調査を行い、その結果、全般発生や病勢の進展が確認された場合には、 を発令し、防除を呼びかけていきます。
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