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いちご 炭疽病

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病害虫情報 : 2024/03/06

高知県 病害虫・生理障害台帳


作物名

いちご

一般名称


炭疽病

学術名称


Glomerella cingulata
(Stoneman)Spaulding et Schrenk[
Colletotrichum gloesporioides
(Penzig) Penzig et Saccardo],

Colletotrichum acutatum
Simmonds

症状

葉、ランナー、冠部、地際部を侵す。病徴は局部病斑と、全身症状の萎凋に大別される。
ランナーや葉柄では3~7mmの黒色、紡錘形の浅く陥没した病斑を生じ、病斑が拡大するとランナーや葉柄を囲み、その先端部が枯れる。高温多湿時には小葉に直径1~2mmの汚斑状の小斑点が形成され、やがて融合して黒褐色の大型病斑になる。病斑部には鮭肉色の胞子塊を生じる。
冠部が侵されると萎凋症状となる。萎凋症状は初期には若い葉の1~2枚が生気を失って垂れ、やがて枯死する。枯死株の根冠部を切断してみると、外側から内部に向かって、赤褐色に変色している。

発生条件

菌の生育適温は28~30℃、潜在感染株と罹病残さを含む土壊が第一次伝染源になる。潜在感染株は托葉や冠部の一部に保菌して越冬し、翌春に発病し始める。高温多湿条件下で病斑上に多量の胞子を形成し、雨水によって飛散して二次伝染する。とくに台風などの強風を伴った雨で激発する。

対策

(1)親株は無病のほ場から取り、採苗床や仮植床には無病地を選ぶ。
(2)雨よけ栽培や底面かん水など、株に水がかからないように管理する。





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