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ピーマン・ししとう 灰色かび病

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病害虫情報 : 2024/02/02

高知県 病害虫・生理障害台帳



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茎の病徴1



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茎の病徴2;果梗部からの感染



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果実の病徴
作物名

ピーマン・ししとう



一般名称

灰色かび病



学術名称

Botrytis cinerea
 Persoon:Fries



症状

 果実および茎葉に発生する。果実での発病は最初花弁が罹病し、やがて幼果が腐敗して早期落果するものが多い。葉では落ちた花弁から発病する場合が多い。茎では収穫後に残存する果梗や整枝した切り口から発病する場合が多い。いずれの場合も病斑上に灰色のかびを密生する。また、収穫後の果実に果梗の切り口から病原菌が侵入して腐敗を生じ、市場病害をおこすこともある。



発生条件

 第一次伝染源は残存した罹病茎葉の菌糸や分生子、菌核であると考えられている。いったん発病が始まると、病斑上に形成された多数の分生子によって次々と伝染する。発病適温は20℃で比較的低温であるが、温度よりも湿度の影響が大きく、ハウス栽培では加温機が作動する冬場の発生は少ない。加温機の作動時間が短くなる3月以降に発生が増加し、特に降雨が続くと多発する。



対策
(1)十分に換気を行うとともに、地中かん水、マルチの使用、敷きわら、通路へのモミ殻の施用等によってハウス内が多湿とならないようにする。特に、過かん水は多湿となりやすいので注意する。
(2)通風を良くするため、極端な密植は避け、過繁茂とならないように適正な整枝、摘葉に努める。
(3)罹病茎葉、果実の早期発見に努め、分生子形成前に除去処分する。
(4)収穫後の発生を防止するために、収穫には良く切れる鋏を使用し、収穫後の果実は過湿を避けて保存する。
(5)防除薬剤には耐性菌が発生しやすいものがあるので、連用は避ける。





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