黒斑病(Septoria chrysanthemella Saccardo)
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病害虫情報 : 2012/10/27
病害虫・生理障害詳細情報ページ
作物名
キク
一般名称
黒斑病
学術名称
Septoria chrysanthemella Saccardo
症状
葉に発生する。初め下葉に褐色の不規則な小斑を生じ、やがて拡大して楕円形、円形あるいは不整形の褐色~黒褐色の大型病斑となる。古い病斑上には小黒点(柄子殻)が形成される。病勢が進むと葉は縮れ、下葉から枯死する。
発生条件
病斑上に形成された柄子殻内の柄胞子が風雨によって飛散、伝染する。病原菌の生育適温は24~28℃で、高温、多湿条件で感染が助長される。適温では感染後20日前後で病斑が認められるようになる。
ハウス栽培よりも露地栽培で多くみられ、特に摘心後に雨が多いと発生が早まり、発病も多くなる。
対策
(1)品種間で発病差がみられるので、なるべく抵抗性品種を栽培する。
(2) 窒素肥料の多用は発病を助長するので十分注意する。
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